鮭・いくら

  • 森・川・海をつなぐ。
  • 枝幸に回帰するサケは、
  • 卵のふ化や稚魚の放流をはじめとした、
  • 増養殖事業を展開。
  • 海に流れる河川の源である
  • 森の植樹活動をつづけています。

鮮度保持がすべて

秋鮭漁は、鮮度維持のため
船倉にたくさんの氷を入れて出港。
水揚げした鮭を氷水につけて
鮮度を保持します。
港の荷揚げの時は、
ステンレスの選別台に乗せて衛生的に。
手際よくオスやメスなど
10種類に選別された鮭は、
氷水の入ったタンクへ入れて
市場へ出荷され、入札にかけられます。

市場近くの加工場

市場から加工場までの距離が短く、
鮮度を落とさずに
鮭を運ぶことができます。
鮭の鮮度が良ければ、
いくらの鮮度も良し。
届いた鮭をさばき、
分離されたいくらは
空調がしっかり管理された部屋で、
手作業でほぐされます。
入札から加工までのスピード感が、
全体の鮮度の維持と
衛生につながります。

メジカ

10月中旬から11月にかけては
「メジカ」と呼ばれる
脂ののった鮭が漁獲されます。
昭和44年に行われた標識放流により、
漁獲される鮭の一部が
山形県遊佐町月光川水系産の
鮭であることが判明しました。
本来東北に回遊・遡上する鮭で、
約1,000kmの旅に備えているため
たくさんの栄養を蓄え、
脂のりが非常に良い
ふっくらとした体をしています。

特徴

  • 獲れる海域

    オホーツク海の一部の地域でごくわずかな期間に漁獲されます。水揚げ期間が短いため、あまり流通されていません。

  • 名前の由来

    一番の特徴である鼻と目の距離が近いことから「メジカ(目近)」と呼ばれています。

鮭・いくら

9月から11月

特徴

鮭は「銀毛」と呼ばれる銀色に光る若い鮭が多く、脂のりが非常に良い。
いくらは小粒で皮がうすく、口の中でとけるような食感。

漁法

さけ定置網漁業

回帰してくるサケを引き込んで漁獲する漁法。
大まかな仕組みは定置網本体に魚を誘導する「垣網(かきあみ)=手網」で、
誘導された魚は運動場と呼ばれる「囲い網(かこいあみ)」へ集められ、
「登り網(のぼりあみ)」を登って、奥の「箱網(はこあみ)」に入って行きます。
この「箱網」は、中に入った魚が外に出にくい構造になっており、
最終的にこの「箱網」に誘い込んで漁獲。
それぞれの機能を持った各網が巧妙に組み合わせてあります。